【失恋フェス】振られた記念に滝行キメてきた【滝が肘を呼んでいる】
こんにちは!
コミュ障ゆとり新入社員(n回目)かつ、
過激派失恋芸人の肘です!
この記事を投稿するちょうど1ヶ月前、
2018年3月5日、
3年ほど付き合ったひとに振られました〜〜〜!!!
振られてからの駆け抜けてきた経緯はこちら!
振られると漲る謎のパワー
「失恋は最高のおもちゃ、コンテンツである」
これは前回失恋した際、「七夕にひとりでスカイツリーに行く」芸をしてからの肘のモットーです。
「他に気になる人ができた」
そう言われたとき、肘はこう思いました。
「新たな伝説を始めねばならない」
この時点でライバルは過去の自分。
ひとりスカイツリー以上の伝説を求めて、駆け抜ける日々が始まります。
そうだ 滝行、 しよう
衝動そのままにこんなツイートをすると、
予想以上に多くの方(22名様!)が、「これならやりたい!」などリプをくれました。
この中で、肘がまだやったことがなくて、最も過激なものは何か。
シンプルに自分に問いかけると、正解は一つしかありません。
そう、滝行です。
振られた翌日には失恋フェスをぶち上げるこのスピード感。
悲しいことでも惨めなことでもない。
失恋という最高のおもちゃを武器に楽しむフェスなのだ!という気概で滝行実施を決めました。
さすがに滝行いっしょに行ってくれる人なんて集まらないかもなぁと思っていて、「まあ一人でも絶対に行こう!」と覚悟していました。
が、嬉しい誤算。
5名もの変態…いや、優しい方々が参加表明してくれたのです!
変態的天才な友人に恵まれたことに涙しつつ、準備を進めます。
(ちなみにここで集まったのは、全員アイドルグループ「atME」のおたくであるat民。メンバーもいないのに滝行に来てくれる過激派の皆さまに圧倒的感謝)
キラキラOLのランチタイムは滝に夢中
滝行する!と決めてからわくわくそわそわが止まらない肘。
キラキラOLのキラキラランチタイムも、滝に夢中。
滝行できる場所、予約方法を調べています。
さらに参加者をTwitter上のDMグループに招待するなど、充実のランチタイムを過ごしました。
このDMグループ、日時とか持ち物とか注意事項を流すとみんな即レスなんですよ……
さすが変態的天才……
このやり取りもとても楽しかったです!
ざわつく天気予報
滝行までの期間、参加者みんなでそわそわしながら過ごしていたんですけど、Twitterがざわついたり、LINEでメッセージが来たんです。
「滝行の日、大雪だってよ」と。
3月半ば、最高気温も10℃を軽々と超える暖かい日が続く中、滝行の日だけピンポイントに雪。最高気温2℃。
実際に肘も天気予報を調べると、紛れもなく雪予報。
「雪中滝行とかコンテンツ性高いし、雪の日ずれるかもしれないし、余裕でしょ〜」
そう思っていた時期が肘にもありました。
そして当日、お寺に向かう
滝行体験のできるお寺は、都心から電車で1時間程度の山の中にあります。
電車で西に行けば行くほど増す雪。
Twitterでは優しい人たちが
「こんな日に本当に滝行するの??」
「エターナルグッバイしそう」
など心配(?)してくれています。
参加者一同も
「生きて帰ろう」
「伝説になろう」
「修行内容が掃除とかに変わらないかなあ」
と呟き励まし合いながら、お寺の最寄駅で合流。
肘自身も、主催者でありながら正直「これは中止になるのでは?」と思いましたが、
お寺からの詳細メールに力強く「雨天決行」と書かれていたので、雪でもやるんだろうなあと覚悟を決めていました。
「雪中滝行とかコンテンツ性神がかってて伝説でしかない最高!!!」とテンション爆上げ。
最寄駅からさらにバスで50分揺られて、お寺に到着しました。
目の前には3月の東京とは信じられない雪景色。
いよいよお寺に入ります。
体験プログラム、開始
肘達が行ったお寺は、乃木坂46なんかも滝行に来たとても有名なお寺で、体験プログラムについても慣れた様子で説明してくれました。
仏教についてや、五体投地のお作法、唱える言葉について1時間弱でザッとご説明いただきます。
今回のプログラムは「御百度参り」と「滝行」のセット。
説明が終わるといよいよ作務衣に着替えて体験開始です。
雪かきから始まる御百度参り
スタート地点から仏像を100往復お参りするのが御百度参り。
早速やるぞー!と思ったら、通路が雪に覆われています。
「通路の上にビニールシートを被せていたので、それごとひっくり返してください」とお坊さんからご指示が。
このシートが雪が積もった分重くて重くて。
肘たちと他の参加者さん総勢7名でやっとこさ雪の撤去に成功するころには、全身びしょ濡れで「既に滝行した??」と言わんばかりの格好。
本来は全力疾走するところ、雪なので滑らないようひょこひょこと走りながら、
仏像の前で、教わった祈念の言葉「南無大師遍照金剛!」を叫び、
スタート地点に戻り「南無大師遍照金剛!」と叫ぶ。
これを繰り返すうちに寒いし一心不乱に叫んでいるし、本気で失恋とかどうでもよくなったので修行ってすごいと思いました。
ついに滝へ!
御百度参りが終わると、ついに滝へ向かいます。
滝までは車で15分くらい移動。
車で行けるギリギリのところで降ろされ、そこから滝まで山登りです。
これは雪の中行ったら遭難するのでは……?と言わんばかりの山道。
雪で足場も見えず、転ぶこともしばしば。
滝行前に既に心身が鍛えられまくっています。
こんな雪の山道の中、支給されたのはホームセンターで買えるマジックテープ型スパイク。
限界感極まりない中、必死に滝を目指しました。
ついに伝説へ、雪中滝行
ついに滝へ到着。
「もう引き返せないとこまで来ちまってるんだ…」
どこからかそんな声が聞こえてきそうな限界感。
滝行開始の前に、修行が無事に終わるようお坊さんが厄除けをしてくださいます。
全員寒さで限界感MAXのため、この後の行程は体感ではあっという間にさくさく、でも人生で最も濃い時間となりました。
まず、お酒と塩で身を清めます。
右手の方のように桶で頭から水を被ったら、いよいよ滝へ!
特に制限時間はなく、自分がギブアップするまで挑戦できるとのこと。
ここまで来たら高揚感しかありません。
伝説の始まり、失恋フェスぶち上げるぞ!と覚悟を持って勢いよく滝へ入ります。
冷たい!!!痛い!!!
冷たくて、ただただ痛くて、頭が真っ白に。
もはや失恋という概念すらわからないほど頭が真っ白。
意識を持って行かれないよう、ひたすらに習ったとおり「南無大師遍照金剛!」と叫びます。
(おたくのみんなとは「タイガーファイヤー…」ってMix打ってくる!と盛り上がってたけど、そんなことしたらお坊さんにガチで怒られそうだしそれどころじゃなくてできませんでした。笑)
そうしてるうちにお坊さんから「座って!」と指示が。
え??滝に打たれてる上に自ら下半身を水に浸すの???
とか思う余裕もなく素直に座り込みます。
限界を感じたので立ち上がり山や滝の神様に御礼を叫んで滝行終了。
長ーい時間が経ったように思うも、後から仲間に撮ってもらった動画を確認するとわずか40秒ほどの出来事。
滝から上がると、身体がポカポカと温かく感じました。
外気温2℃、全身びしょ濡れなのに身体がポカポカする、だと…?これは雪中滝行しないとわからない感覚!
一つ新たな発見と共に、簡易テントで着替えて下山しました。
お湯って、あたたかい
お寺に帰るとシャワーを貸して下さいます。
滝に打たれた後、お湯を浴びて一言。
「お湯って、あたたかい」
温かいお湯を浴びて、濡れてない服を着て、暖房の効いたお部屋にいられる。
それってなんて恵まれているんだろう。
達成感と感謝を抱きつつも欲は留まることを知らず。
一行へ肘は「温かい鍋を食べたい」と告げ、鍋アフターが決まりました。
雨の新宿でイキる
西東京から新宿へ移動すると、雪は雨に変わっていました。
西東京より新宿の方が気温も高いし、雨だし、滝行を経験した一行は「全然余裕傘なくても行けるんとちゃう???」くらいイキりながら鍋屋さんへ。
この日のビールと鍋は人生で一番おいしかったです!!!
滝から帰ってきて
滝行、しかも雪中滝行をしたことで得られたものはたくさんあります。
- 達成感
- 自信(例えば誰かに何か言われても「えっでも貴方滝に打たれたことないですよね??」と内心カウンターができる)
- 友人の過激さと優しさの再確認
- 生きていることへの感謝
最近暖かくなってきたし、服は濡れてないし、冷たい水に打たれることはないし、日常に感謝できるようになりました。
あとは、「滝行したい!」と突如喚く肘に付き合ってくれた方、応援してくれた方がたくさんいて、肘の周りには過激で優しい方が溢れていることを改めて気付けて、とても幸せな気持ちでいます。
この場で改めて御礼を言わせてください。
本当にありがとうございました!!
失恋フェス第1弾、最高の伝説を残せました。ハローレジェンド!!
第2弾以降も駆け抜けていくので、これからもよろしくお願いしまーーーす!!!