土曜の夜から既にサザエさん症候群の兆し
土曜日22時。
サザエさんはまだ、おさかなくわえたどら猫を追いかけてはいない。
てんてけてけてけてんてん、とか言って笑点も始まっていない。
しかし、既にサザエさん症候群は始まっている。
明日の今頃、寝る準備をして起きたらまた仕事か…と考えてしまう。
よく「未来を考えて今を過ごそう!」みたいな意識高い標語を目にするが、そんな憂鬱な未来志向は持ちたくない。
「休日」という「今」を刹那的に謳歌したい。
実は、普段のサザエさん症候群はここまで重篤ではない。
その名の通りきっかり日曜夕方にやってくる。
何故今回のサザエさん症候群は重篤なのか。
要因として、現在実家にいることが考えられる。
実家にいることにより、「現住地への帰宅」というプロセスが増える。
移動は手間もかかる。
移動しつつじわじわと現住地、すなわち労働という現実に近付く実感が沸き、「どく」状態のようにじわじわHPが削られていく。
帰省する度重篤なサザエさん症候群にかかるのは好ましくない。
対策を考えよう。
移動が、現住地への帰宅が、ひいては労働が喜ばしいものになれば良いのだ。
そうすれば、
サザエさんがおさかなくわえたどら猫を追いかけ始めると同時に、肘も裸足で「やったあああ!!!」と愉快に駆けていくだろうし、
笑点が始まればいっしょに「てんてけてけてけてんてん!」と軽やかに歌うだろう。
何かを好きになるとき、どうやって好きになっていたのだろう。
好きなもの。アイドル、メイド、ぐでたま、ふとん。だいたいかわいい。ふとんも広い目で見ればかわいい。Japanese Kawaii!!
ここから推測できるのは、仕事にかわいさを見出せば良いということだ。
大丈夫、おたくはちょろい。その中でもちょろさが圧倒的な肘にとって、弊社……いや、弊社たそにかわいさを見出すなんて余裕。赤子の手を捻るがごとく、弊社たそのかわいさを見出してやろう。
と思ったら、122日前に「弊社たそ」と呼ぶ試みをしていた。今もサザエさん症候群が続いているところ、前回の試みは失敗していることがわかる。
いや、122日前からたくさんのアイドル現場、コンカフェに行ったんだ。たくさんの「かわいい」に触れ、「かわいい」に対するアンテナは高まり、どんな小さな「かわいい」にも反応できるようになったはず。
端的に言えば、よりちょろくなったはず。
弊社たそのかわいいところ。
多数のアイドル現場やコンカフェに通い「かわいい」に触れた経験をもってしても、思い浮かばない。
むしろ多数のハイレベルな「かわいい」に触れたおかげで、本当にかわいいものにしか反応できなくなった気がする。
ちょろくなったのは「かわいい」ものに対してであり、「かわいい」の判定基準はむしろちょろくなくなったのだ。
弊社たそのかわいいところ。
お金をくれるところ。
以上。解散!