肘日記

コミュ障ゆとり新入社員(留年)が社会適応を目指したり、メイドカフェを巡る日記。意識は低いが自意識は高い。

【社会適応日記】自己啓発本以上にやる気をくれたのは、オードリー若林さんの本でした

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)


自己啓発本が響かない

社会貢献につながるような高邁な理想。
会う人を笑顔にさせ味方に付けるコミュニケーション能力。
これらを持った『成功者』たるグローバルエリートの書く自己啓発本は、肘には響きません。
本と同じことを肘がやるだけの動機となる、社会に貢献するような高邁な理想など持っていないのです。そんな肘のことをドメスティックポンコツと呼んでくれても構いません。



響く本、ありました

さて、自己啓発本に悪態をついてしまう肘でも、オードリー若林さんによるエッセイ集『社会人大学人見知り学部卒業見込』を読むと、明日からもちょっとだけ頑張って生きていこうと思うことができました。
若林さんはご自身の才覚と努力により、事実として社会に受け入れられた『成功者』であることには違いないかと思います。
それでも、若林さんの言葉は肘にも響きました。



『社会人大学人見知り学部卒業見込』って、どんな本?

売れるまでの逆境を乗り越えるための解釈。たとえば、贅沢を敵とみなし、物質主義の超越を図ろうとするところとか。
その価値観と、売れてからの環境のギャップに悩む姿勢とか。
強い価値観を曲げていくのが難しい自意識過剰さとか。
「社会に適応しようともがく様」をありありと書いてくださっています。

肘のようなコミュ障ゆとり新入社員でも参考にできる思想を学んだり、エピソードに共感して泣いたりと、お値段以上の価値がある本だと思いました。

『成功者』になるための、コミュニケーション能力等の素養がある方が、応用としての思考法や振る舞い方、目標達成術を上から語ってくる。そういうスタイルの本ではありません。
それよりもっと根底にある、精神性とか価値観を、少しずつ社会に寄せて生きやすくするヒントが拾えるような気がします。



とにかく読んでみてほしい

エッセイ集としてかなり面白いと思います。若林さんの文章の表現が豊かです。
社会に適応できない人は共感を、そうでない人はくすっとした笑いを得られると思います。
そして、みんな明日からちょっとだけ頑張ろうって思えそうな本です。

是非!∠( 'ω')/