肘日記

かわいい女の子を眺めてニコニコしたり、カスタードを飲みたがる限界会社員瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢の日常です。

【失恋フェス】失恋力の純粋培養(久々に『太陽の塔』を読みました)

イケメンはテレビから離れて部屋を明るくして拝見して、尊ぶものである。

よって「付き合いたい」などと思うのは唾棄すべき感情だ。

 

半年間マッチングアプリで「いいね」「いまいち」のスワイプを続けて辿り着いた境地である。

アプリからは何も生まれなかった。そもそも「付き合おう」と思うことが烏滸がましいと認識した。

 

肘は、消費者である。

学生時代、キラキラしすぎて恐れ多くて話しかけられなかったような「かわいい女の子」を、お金を払って拝見しコミュニケーションを取らせていただくことをライフワークとしている。

そのような「消費者意識」こそが肘を健やかかつ穏やかなオタ活に向かわせていた。

 

それがどうだ。こと恋愛となると「消費者意識」が欠落していた。アプリ(やそれに付随する"""案件""")にお金と時間を使いながらも、得たのは虚無感だけ。初期コストこそあれど、無銭で「関係性」を獲得しようとしたこと。そこに敗因がある。

 

今日は数年ぶりに森見登美彦氏の『太陽の塔』を読んだ。

鬱屈した感情を昇華して(しきれていない部分もある?)、崇高なる理想と克己心のもと日々を痛快に過ごす青年の姿がそこにあった。

(時折訪れる「普通の幸せ」への欲を吹き飛ばす様もまた、面白い)

 

肘も彼らのように鬱屈した感情を燃料にしたい。もっと「失恋フェス」をぶち上げたい。

「次は上手くいくかも」と夢を見て「虚無ガチャ」(=マッチングアプリ)を回し続けるエネルギーは、もっと他に使うべき場所があるはずだ。

 

しかし、端正な顔立ちの青年を眺めたい俗的欲求は残念ながら残っている。

ここで冒頭に戻る。イケメンとは、「テレビから離れて(つまり画面越し)、部屋を明るくして拝見して尊ぶもの」である。

それ以上、つまり直接的接触を求めながらも、過激派失恋芸人としての矜持を失わず「失恋力の純粋培養」を続けるにはどうすべきか。

 

「消費者意識」をもって、矜持を保つしかないのである。

 

つまり、

何が言いたいかと言うと、

 

 

おすすめのメンズ地下アイドルを教えてください。

 

(さて、肘は『太陽の塔』のような結末は迎えられるのかどうか。どちらにも幸せは転がっていると信じている。)