【社会適応日記】コミュ障新入社員が「ウケる」商談をするために必要なたった一つのこと
商談があった。
良いネタがあったし、そのネタで先輩は成功していた。だから肘も上手くいくと思った。
結論から言うと、スベった。
先方は興味を示さず儀礼的に「はーい検討しまーす」と一言。
どうやったら相手に面白いと思わせることができるか。どうやったら興味を持ってもらえるか。
コミュ障ゆとり新入社員たる肘は、人と話す経験が不足しているため、「こういう相手にはどのような話し方をすればウケるか」が察知できない。
そんなコミュ障ゆとり新入社員が商談において先方に関心を持ってもらい、壮大なリアクションを得るには、もう、この手しか残っていない。
そうだ、ADさんを連れて行こう
ADさんがいれば、先方の興味を引き出し、思いのままにリアクションを操り、終始和やかに商談を進めることができるだろう。商談はトークの腕次第?いや、ADさんがいるか、いないか。そこに全てがかかっている。
権威があるように見える
AD「肘さん入りまーす」
肘「おはようございまーす!よろしくお願いいたしまーす!」
ADさんに呼ばれてから入る。時間関係なく「おはようございます」とか言っちゃう。
急遽ぶち込まれる非日常に、先方は「すごい人が来た」と権威的に感じるに違いないだろう。
カンペでリアクションを求めよう
ADさん最大の武器、カンペ。
カンペでリアクションを求めれば、今日みたいに「はーい検討しまーす」のみで終わることもないだろう。だって、カンペでリアクションの指示があるんだもん。
たぶんみんな、小学校で「カンペの指示には従いましょう」って習ってきているから、カンペでリアクションを求めれば思いのままに商談が進むはず。
こんなカンペで、こんな商談を進めたい
AD「肘さん入りまーす」
肘「おはようございまーす。よろしくお願いいたしまーす!」
取引先(なんかすごそう)
肘「今日は○○のご提案に来ました」
AD、カンペを出す
取引先(なるほど、驚かねば)
取引先「えー!○○って、あの○○ですかー!?」
肘「そうなんです。今ならなんと……」
肘(あっやばいネタ切れだ)
AD、カンペを出す
取引先(何かしらとても面白いことを言う)
肘「○○さま、やはり面白いですね!で、この件ですが…」
肘(そろそろ決めたい)
AD、カンペを出す
取引先「でも、お高いんでしょう?」
肘「それが今ならなんと!」
AD、カンペを出す
取引先「わかりました。やりましょう。」
肘「ありがとうございます!」
相手の反応を「見る」から「作る」ステージへ
ADさんを連れて行けば、カンペにより先方のリアクションを「作る」ことができ、それに付随して興味も引き出される。
コミュ障で悩んでいて、社内外問わず相手を説得するシーンのある人は、まず、ADさんを雇い、カンペ用のスケッチブックを買おう。
きっと輝かしい未来が待っているはずだ。