肘日記

かわいい女の子を眺めてニコニコしたり、カスタードを飲みたがる限界会社員瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢の日常です。

コミュ障ゆとり新入社員の肘が、「かわいい方の肘ちゃん」と話したら引かせてしまった

こんばんは、コミュ障ゆとり二年目社員の肘です。

もう一年くらい経つのかな。
新入社員集合研修の帰り道。
ミスコン優勝経験のある、同期の中でも美人で評判の、同じ名前の女の子と話す機会がありました。
肘は密かにその子を「かわいい方の肘ちゃん」と呼んでいたし、おそらく他の同期は肘のことを「コミュ障の方の肘さん」と呼んでいたのではないでしょうか。なにそれ興奮する。


さて、「かわいい方の肘ちゃん」と帰るタイミングがいっしょになった肘。同じ電車に乗り込むことになり、普段なら話しかけられないような雲の上の存在と会話の機会を得た肘。


コミュ障の方の肘「名前一緒ですよね。お話してみたいと思っていたんです」
かわいい方の肘ちゃん「本当ですか、ありがとうございます」

ミスコン優勝経験のある美人な肘さんはコミュ力と優しさも兼ね備えているため、コミュ障の方の肘にも優しく話しかけてくださいます。


かわいい方の肘ちゃん「そういえば、同期にもう一人同じ名前の人いますよね」
コミュ障の方の肘「あれ?そうでしたっけ?」
かわいい方の肘ちゃん「あの、一人でスカイツリーに行って彼氏がいる体で写真を撮ったっていうやばい人

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肘は思い出した。
どうにか社会に適応しようと参加した、入社前の「内定者飲み」で、どうにか場を盛り上げようと「ひとりスカイツリー」の話をしていたことを。失恋直後にスカイツリーへ一人で行き、道行くカップルに声をかけて撮ってもらったエア彼氏との写真を見せていたことを。

あれ?その場にかわいい方の肘ちゃんいたっけ?いや、いたかいないかは問題ではない。「一人でスカイツリーに行ったヤバい人が同期にいる」という認識を、かわいい方の肘ちゃん以外の人も持っている可能性がある。それが問題だ。
とりあえずこの場は会話を続けねばならない。せっかく「かわいい方の肘ちゃん」と話す機会を得ているのだ。続けよう、会話を。



コミュ障の方の肘「それは…私のことですね…」
かわいい方の肘ちゃん「えっ…あっ、そうなんですか…」



この瞬間、心の距離が17,387km離れた気がした。
(ちなみに17,387kmは東京からブラジルまでの距離だよ!)


冷静に考えれば、ミスコンで優勝経験もあるかわいい女の子からしたら、「ひとりスカイツリー」はあり得ない。引いて然るべき。当然の摂理。


かわいい方の肘ちゃん「じゃあ私この駅で乗り換えなので…」
コミュ障の方の肘「あっ、はい、お疲れ様です」


その後、配属部署も異なるため、かわいい方の肘ちゃんと話す機会はありませんでした。
同じ名前でも、送ってきた人生とそこから形成された価値観が大きく異なり、大変面白いと思いました。
と、同時に、かわいい女の子を動揺させてしまったことに申し訳なさを感じました。社会に適応するには、場を読んで話題を選ぶ必要がありますね。「ひとりスカイツリー」は8割の人間は引く内容だと心に留め、仲の良い人にのみ話すことにしよう。



とか言って申し訳なさより、同じ名前でもキラキラした子がいる一方、肘がもっさりと生きている事実に興奮してしまったので、社会適応はまだまだ先になりそうです(・ω<)みんなちがってみんないい(・ω<)

(かわいい方の肘ちゃん、引くような話をしてしまって申し訳ありませんでした…)