今年も留年!コミュ障ゆとり新入社員(3周目)の成れの果て
こんにちは、コミュ障ゆとり新入社員(3周目)の肘です。
今、「肘です」と打とうとしたら、スマホが「恥です」と予測変換してくれました。
スマホにお前の存在は恥だと言われたみたいで切ないです。
ぼっち入社式、ぼっち新入社員研修から2年。
肘もついに「コミュ障ゆとり新入社員」3周目になりました。
3月末から上記の記事へのアクセスがドッと増え、新たな”同志”の存在を確かに感じます。
今回は2年間にわたり「コミュ障ゆとり新入社員」をしてきた成れの果てを書き連ねてみます。
次世代「コミュ障ゆとり新入社員」の皆様が、
ぼっち研修を乗り越え実際に働き始めたらどうなるか、是非シミュレーションにご活用ください。
1.擬態できなくなる
入社当初、「コミュ障ゆとり新入社員」とはいえ、せめて「ゆとり」の部分は隠そうとしてきました。
会社が求めているであろう「素直で明るくやる気に満ちた新入社員」を演じようとしていました。
取った行動は3つ。
いずれの取組も3ヶ月くらいで、気が付いたら終わっていました。
「素直で明るくやる気に満ちた新入社員」に擬態するどころか、最近では、膨大な帰宅願望と14歳(中学二年生)くらいのメンタルを隠すことができなくなってきました。
「かしこまりました!」「ありがとうございます!」「大変申し訳ありません」といった前向きな取組/自省の言葉は遥か彼方へ。
「あー…(躊躇)、かしこまりました…」
「大変申し訳ありません(帰りてえ)」
といった覇気のない発言が増えています。
朝、出社途中では
「何故中学校ではなく会社に向かっているのか」考え本気で悲しくなってきています。
2.コミュ障故に他者との連携に回り道が必要
肘がコミュ障であるが故に、円滑に業務上の連携が進みません。
業務上、他者にお願いをする場面が大なり小なりあると思います。
例え話ですが、「リンゴを食べてください」とお願いするとしましょう。
「リンゴを食べる」こと自体は難しくなく、一般的な人であれば
「リンゴを食べてください」「いいよ」と二言で事が済みます。
コミュ障ゆとり新入社員の場合、他者との関係構築が上手くいかず信頼がないため、以下のように伝えないと「お願い」できません。
- 「こちらのリンゴは非常に美味しいです。」(商品の長所をアピール)
- 「もちろん無農薬。毒を盛っているということもございません。」(安全性アピールで信用を得る)
- 「さらに、リンゴを食べることはコレステロール低下にも繋がり健康に非常に良い効果をもたらします」(食べることによるメリットを伝える)
- 「どうかこのリンゴをお召し上がりください」(全力で感情的にお願いする)
多数の段階を踏んでようやく一般的な人と同じ土俵に立てます。
段階を踏む分初動が遅れがちで悪目立ち。圧倒的回り道。
動きが遅いと周囲の白い目が気になり、帰宅願望が爆発します。
3.「働きたくない」の婉曲表現が豊かになる
「働きたくない」とストレートに表現するのは、実力も権力もないコミュ障ゆとり新入社員にはあまりにリスキー。
よってこれまでの2年間、様々な「働きたくない」という意思の婉曲表現が生まれました。
- 土地になりたい(存在しているだけで価値がるため)
- 猫になりたい(存在しているだけで価値がある、の土地よりポップな表現)
- 呼吸するだけでお金を生み出したい(最近一番よく使っている)
この3つは使いすぎているので、そろそろ新たな表現方法を得たいです。
進化系は会社を好きだと思い込む「弊社たそぺろぺろ」。
2年間「コミュ障ゆとり新入社員」をしてきた肘から次世代へ伝えたいこと
入社当初は「社会に適応できないと駄目だ」と落ち込むことが多かったのですが、最近はずっと「社会が肘に適応しろ」って思ってます。
目の前の課題への解決策は、自身の成長だけでなく解釈を変えるという手段もあります。
とかそれっぽく言ってみたけど要するに開き直りです。
「素直で明るくやる気に満ちた新入社員」擬態も試みつつ、限界が来たら「社会が自分に適応しろ」と心で叫ぶ。
それでなんやかんな2年間クビになっていないので、どうにかなるんじゃないかなあ。
肘も「コミュ障」も「ゆとり」も克服できていないから、言えることは結局心の持ちようのことだけです。
皆様がなるべく穏やかかつ健やかに過ごせることをお祈りいたします。