コミュ障ゆとり新入社員「自転車がパンクしたので休みます」
こんにちは、コミュ障ゆとり新入社員(留年)の肘です。
2日前、自転車がパンクした。
田舎暮らし車なしチャリ通企業戦士としてはピンチである。
シティガールではないので、電車に揺られて通勤という手段はない。
通勤手段は徒歩30分 or 自転車10分。バスは1時間に1本くらい。
2日前の朝。
ふとんへの帰巣本能を無理やり押さえつけ、帰りたくて帰りたくて震えながら、1日に使える気力の7割をゴリゴリと削って駐輪場へたどり着く。
自転車に乗る。
ぺしゃっ。がたん!がたん!
果たして凹んでいるのはタイヤなのか、肘の心か。
漕ぐたび激しく揺れる自転車に、それ以上に揺れる肘の心。
ここで肘の取れる通勤手段を再度お伝えすると、
【徒歩30分 or 自転車10分。バスは1時間に1本くらい】である。
バスは本数が少なくて、今からくる便では遅刻。
徒歩でもおそらく間に合わない。
その日肘に残された選択肢は「パンクした自転車で通勤」することだけ。
1日に使える気力の残り3割もたやすく奪われながら、がたんがたんと自転車を漕ぐ。
自転車に乗りながら、何度もシミュレーションしてしまった。
「自転車がパンクしたので休みます」と会社に電話する様を。
言わない理性はあれど言う勇気はなかった。
なんやかんやでオフィスに着いていた。
言いたいことが言えない。
はー、ぽいずんぽいずんって感じだ。
よくよく考えると、自転車のパンクは「体調不良」だと思う。
自転車は通勤手段。
通勤手段、すなわち足。
自転車は、肘の足。
足は、体の一部。
足の調子が悪いのは、体調不良。
自転車のパンクは、体調不良。
1年前にも同じようなこと言ってた。
諸行無常の世の中で、変わらない安心感をお届けできていれば幸い。
この記事が投稿される頃は、
「自転車のパンクが直らないので長期休暇に入ります」と会社に電話する様をシミュレーションしながら、仕方なく歩いて通勤していると思います。
たぶんBGMはPOISON。