畏怖と感謝とジルスチュアート
こんにちは、コミュ障ゆとり新入社員(留年)の肘です。
新入社員を留年込みで3年ほどやってきました。
そろそろ新入社員を自称するのが苦しい頃合い。
昨年、こんな記事を書きました。
要約するとタイトルそのまんま「1500円のチェキは買えてもハンドクリームは買えない」ということしか言っていません。
その際訪れたコスメ雑貨店では、中心部の目立つ位置にジルスチュアートのハンドクリームが置いてありました。
手に取ったあと、震える手ですぐにそっと元の位置に戻したのを覚えています。
ジルスチュアートのハンドクリームを買えない理由
肘がジルスチュアートのハンドクリームを「そっ閉じ」ならぬ「そっ戻し」した理由は2つ。
1.ハンドクリームに1500円出そうと思えない
2.「ジルスチュアート」のブランドイメージとセルフイメージの乖離
1.ハンドクリームに1500円出そうと思えない
これは過去、ハンドクリームといえばドラッグストアで150円くらいのものを購入したことしかない「経験」を積み重ねた「価値観」によるものです。
とはいえ昨年の記事にもあるよう、若干ながら肘の中の「ハンドクリームの価格」感を上げることに成功し、今シーズンはこちらを利用しています。
ドラッグストアで400円くらい。
保湿力もあるし香りも良いコスパモンスター商品です。
かつて150円のハンドクリームを使っていた時代と比べ、肘の中のハンドクリーム観が成長しつつあるように感じますね。
2.「ジルスチュアート」のブランドイメージとセルフイメージの乖離
肘的にはこちらの理由の方が大きい。
ジルスチュアートって、アイドルさんやメイドさん、キラキラ女子などが使う「女子力高い人御用達アイテム感」がすごいんですよ。
こちとら24年間ファッション偏差値35で生きてきた人間。圧倒的な「強者」を目前に「弱者」は震えることしかできません。
肘が手に取った瞬間、不相応すぎてジルスチュアートの商品から最大限の静電気が発生し拒絶されるのでは???と勘ぐるレベルで怖い。畏怖の念。
万が一商品を手に取ることができても、レジに出した瞬間店員さんに笑われる気がする。
だから買えない。
と、自意識をあらぬ方向に拗らせた結果、ジルスチュアートへ畏怖の念が膨らみ和解できぬまま月日が経っていました。
頂戴するという「転機」
今シーズンをコスパモンスター商品アトリックスを相棒に過ごしていた時、突然転機が訪れました。
頂きものをし、中身を開封すると、ピンクの箱にロゴが記されています。
手が震え動機が早まりながら、ロゴを確認します。
そう、あのジルスチュアートです。
思わぬタイミングで邂逅を果たしました。
動揺に次ぐ動揺。
箱を開けるとジルスチュアートのハンドクリームが。
まさか自らの手元にある日が来るとは思いませんでした。
かくして全日本ミスマッチ大賞を受賞しかねないペアリングが成立。
感謝と和解
ファッション偏差値35の肘氏、はじめてのジルスチュアート。
震える手でハンドクリームを使ってみました。
とても良い香りがして感動。
これをあのアイドルさんやメイドさんも使っているのかという感動。
使った瞬間女子力とファッション偏差値が1上がるような感動。(錯覚)
自分で買う勇気がなかったので、「頂いた」からこそ得られた感動ということで感謝の念が絶えません。
下さった方、本当にありがとうございました。
1年に渡るジルスチュアートと自意識の戦いを終え、和解に漕ぎ着けたと思います。
今年はジルスチュアートを震えずに買うことのできる女性になりたいと思っています。
まずはファッション偏差値37くらいを目指して頑張るぞい!