肘日記

かわいい女の子を眺めてニコニコしたり、カスタードを飲みたがる限界会社員瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢の日常です。

【失恋フェス】失恋2周年記念、三度目の滝行は己との戦い【既知という恐怖】

こんにちは、過激派失恋芸人(活動休止中)の肘です。

3月8日に実施した、「失恋フェス2周年感謝祭」をもって「大切なお知らせ」をし、過激派失恋芸人としての活動は休止しました。

hiji.hatenablog.com

 

活動休止前最後のアクティビティとして、もはや年間行事と化している滝行を実施。

肘にとっては三度目の滝行。2年目までとは心構えが異なります。

 

1年目

hiji.hatenablog.com

 

2年目

hiji.hatenablog.com

 

失恋フェス休止宣言をした今だからこそ語れる、今年の滝行における肘の心情を振り返ってみました。

 

やってやるぞ!と前向きなメンバー募集

今年もツイッターや当ブログ「肘日記」にてメンバー募集。

hiji.hatenablog.com

この時点では、昨年度の参加人数7名を上回る団体で滝に向かいたい!さらなる伝説を残したい!と非常に前向き、前のめりでした。

実際、「ヲタクイノベーション」を掲げるみっちー氏も人を集めてくれて、11名もの参加者が集まりました。サークルじゃん。滝サーかな?

 

気温に、ひよる

実施1週間前ともなると、当日の天気予報が見られるようになります。

暖かくなってきて、最高気温18℃程度の日も増えてきた中、当日は12℃程度とやや涼しそう。

この段階で肘、ひよりはじめます。

 

「1年目で雪中滝行したし、もう暖かくなってくれていいよ……正直もうしんどさは求めてないよ……」

 

ひよひよしながら、当日を迎えました。

 

行きの電車の中、参加者の前向きツイートに鼓舞される

当日家から出発するも、やはりうすら寒い。

ひよひよモードを吹き飛ばそうと、がんばって気持ちを高めようとします。翼を授かったりもしました。

 

 

そんな中、他の参加者が「とても楽しみ!」「ワクワクする!」とツイッターで呟いたりLINEをくれたことで、「主催者の肘、もっとはしゃがないと!」と気持ちを上向きにすることができました。

 

約束の地、天光寺

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 新宿から1時間半程度電車に揺られて、武蔵五日市駅に到着。

そこからさらに、バスで40分ほどかけて、滝行を実施する「天光寺」に到着。

3年目ともなると見慣れた光景です。

「帰ってきたなあ」とすら思います。

 

"""知っている"""からこその、恐怖

到着すると、まずは白装束、所謂行衣に着替えます。この記事が薄いのなんのって。寒さに再び心が折れかけます。

 

昨年までにはなかったこの心境。

そう、肘は二度の滝行経験により、この後滝の流れのように(ように、というか実際滝)身に降りかかる冷たさを想像できてしまうのです。

ここで肘は「未知だからこそ立ち向かえる、無茶ができる」ことを悟りました。「無知故の無謀なチャレンジ」を成しえる行動力がある。知っていることが必ずしもベターとは限らない。

悟りながらも後戻りはできません。修行は進みます。

 

挨拶やお経のお作法を習い、お百度参りへ。

 

(途中、住職から「皆さんは何の集まりですか?」と問われ言葉に窮する場面も。「失恋フェスに賛同してツイッターで集まってくれた愉快な仲間たちです!」とは言えず、「社会人サークルです」と答えておきました。)

 

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百度参りは、簡単に言うとシャトルランVer.修行

スタート地点から前方にある仏像に向かって走り、「南無大師遍照金剛!」と大声で三度叫び、またスタート地点へ全力ダッシュして叫び……を繰り返す修行です。

「南無大師遍照金剛」とは、「弘法大師空海に帰依する」という意味。修行中何度も叫ぶワードです。

 

肘は知っています。

このお百度参りでいかに全力ダッシュをして体を温められるかが勝負だと。

全力ダッシュして、全力で「南無大師遍照金剛!」と叫びました。

体も温まり、「これは滝に打たれても大丈夫!」そう思いました、このときは。

 

移動と待機で冷える身体、ひよる肘

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お寺から車で10分程度移動、そこからさらに山を10分程度登り、滝に到着します。

 

住職「打たれすぎも良くありません。ほど良く打たれて、気持ちよく出ましょう。今回打たれる時間は最大2分までとします。」

前回打たれた時間が1分程度の肘、「2分でほど良くなんだ……」と愕然としました。

 

今回は肘たち失恋フェス一行とは別に団体がいて、そちらが先に滝に打たれることに。

さらに、失恋フェス一行では主催者の肘は大トリを飾ることに。

 

打たれる人「南無大師遍照金剛!」

他のみんな「南無大師遍照金剛!」

……とオタクならみんな大好きコール&レスポンスで応援しつつ、打たれている人の生存確認。

飛び交う「南無大師遍照金剛」、自らも叫ぶ「南無大師遍照金剛」……その傍ら、確実に体は冷えていきます。

 

ほとんどの人がMAX値である2分しっかり滝に打たれていて、後になればなるほど妙なプレッシャーがありました。

最後の肘の番を迎えるころには日も落ちてきて、ひよひよモード全開の肘はツイッター映えする写真が撮れた時点で終わって良い???」と内心思っていたことをここに懺悔します。

 

しかし、ここまで来たら「やっぱやーめた!」なんでことはできません。

いざ、三度目の滝行。

 

意外とイケたから、たぶん今年は暖かい

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桶を使って頭から水を被り、勢いのまま滝へ。

寒さに打ち勝とうと必死に「南無大師遍照金剛!」と叫びます。

 

肘「南無大師遍照金剛!」

みんな「南無大師遍照金剛!!」

 

必死に大声で叫びつつも、三度目の肘は昨年にはなかった思考の余裕が生まれていました。

 

「南無大師遍照金剛!!!」

(冷たっ……さむっ……早く上がりたい。けど、去年よりはイケる気がする……必死に叫んでいればどうにかなる気がする……)

 

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とか考えつつ、寒さを振り切るように必死に「南無大師遍照金剛!」と叫んでいたら、いつの間にか2分が経過していました。

 

(ちなみにこのかっこいい写真は、参加者のふ凡社鈴木さんが撮影してくれました。)

 

下山、住職への「失恋フェス」バレ

全員無事に2分の滝行を終えた失恋フェス一行。

住職の運転する車でお寺に戻ります。

 

住職「何度かうちで滝に打たれているんですよね?きっかけは?」

「失恋フェスです」

これ、誰が言ったんだっけ……

冒頭「社会人サークル」とお茶を濁したものの、失恋フェスバレが発生しました。

結果、「2年前に失恋して滝に打たれたのをきっかけに、毎年来ています」としっかり説明しました。

 

滝行後は様々な本質情報をお聞きすることができました。

  • 滝に打たれるのに最適な季節は秋
  • ベストな人数は18人以下(1人あたりの滝行時間確保のため)
  • バスよりレンタカーで来た方が良い。帰りに温泉に寄れる。
  • お寺のインスタアカウントがある。質問があればDMからどうぞ!

 

インスタを使いこなすお寺、近代的ですごい。

参加者のもこしは「お清めに使った日本酒がおいしかったですが、銘柄は何ですか?」と質問しようとしていました。ここだけの秘密です。

 

ライバルは過去の自分。今後も超え続けたい

三度目の滝行は、昨年までのような失恋直後の衝動的エネルギーがないことで、学ぶものも多かったです。

  • """知っている"""からこそ、怖い
  • でもその恐怖は、人を巻き込むなど「後戻りできない環境」を作ることで打破できる
  • 昨年以上の滝行時間記録を出せた=成長!自信になった

 

今回無事に滝行を終えられたのは、いっしょに打たれてくれた10人と、応援してくれた皆様のおかげだと心底思いました。ひよってひよひよモードの軟弱な精神に、皆様のおかげで打ち勝ち、昨年以上の記録を樹立できました。

 

このような「心の弱さに勝つ」経験のためにも、失恋フェス活動休止だとしても滝行は毎年行きたいと思います。

 

 

 

あと、三度も打たれたのでそろそろ彼氏ができて"""解脱"""できても良いのではないでしょうか。三度目の正直、何卒よろしくお願い申し上げます!!!