赤ちゃんはかわいい。
肘は元々赤ちゃんを割とかわいいと思う方だったが、ここ最近甥っ子が生まれたことで、より「赤ちゃんがかわいく見える」フィルターが強化された。赤ちゃんはみんなかわいいが、肘の中では甥っ子が世界一かわいい。
そういうわけで、『みてね』に上がる甥っ子の写真を見ながらニコニコする日々を送っている。
いや、正確にはニチャニチャしている。ニコニコなどといったさわやかさは肘にはない。長年オタクをしてきた業は深く、ニチャついてしまう。「きゃ〜かわいい!」ではなく!「ウワアアアギャワイイイイ」とのたうち回ってしまうのだ。
お外で赤ちゃんとすれ違うときも、凝視はせず真顔を貫きながらも、「エケチェン……カワイイネ……」と思ってしまう。
足りないんだ、さわやかさが。
気持ち悪いといった不快さを赤ちゃん、いや赤さまに与えるわけにはいかない。しかし肘はスーパーアイドル中島健人のコンサートに行っても「Foooo!!!」と叫んでしまうほど、「きゃ〜」みたいな黄色い声が出せないのだ。赤さまに対しても黄色い声が出せない。いや、赤さまに黄色い声はうるさいか、ごめん。
開くべきは悟りか。
「きゃ〜」も出せず、ニチャも封じねばならないのなら、「ふふ……人の子よ、かわいいですね……」と菩薩スマイルを浮かべれば良いのか。
などと考えるもうまい対処法が思い浮かばないので、少しでも甥っ子に対してニチャを隠すために、甥っ子が好きなアンパンマンのぬいぐるみを持って好感度を稼ごうと必死です。