父の晩酌に付き合うのは「食の嗜好おっさん化」への英才教育
一年前は苦手だったビールがおいしく感じるようになった。
仕事が終わったら「ビールを飲んで枝豆を食べたい。ポテチとか何かしらしょっぱいものを付けたい。ピーナッツチョコもあれば最高。」という欲求が膨らんでくる。
この欲求のルーツは何処にある?
思い出した。
肘が小学生の頃。たぶん10年以上前。
父が夜9時頃帰ってきて、ビールと枝豆とポテチとピーナッツチョコを食べていた。
肘は夕飯はとっくに食べ終わっていたが、父に勧められ一緒におつまみを口にしていた。流石にビールは一緒に飲めなかったけれど。
今思い出すと、これは食の嗜好おっさん化への英才教育だったと言える。
これがもし、父に付き合って食べるものが生春巻き、サーモンのカルパッチョ、アボカドサラダだったらどうだったのだろう。肘も退勤後食べたいと思うものは、そのようなおしゃれキラキラフードだったのかもしれない。
父の晩酌に付き合っていたことが、例の退勤後ビール枝豆ポテチチョコ欲のルーツかもしれない。
欲求のルーツが英才教育なのか。いや、別の可能性もある。
そもそもビールやポテチ、チョコレートには労働者を惹きつける魔力があるのかもしれない。
現に、肘が見たことのある大人のほとんどは退勤後に「サーモン食べたい♡」じゃなくて「ビール飲めてえ!枝豆ほしい!」って叫んでいる気がする。
じゃあ肘がおっさんらしいのではなく、労働者として当然の欲求に過ぎないのかもしれない。
なーんだ、あんしん。
と思ったけれど、丸の内OLの皆さんは労働後ビールと枝豆じゃなくて、生春巻き食べてそう。やはり退勤後ビール枝豆ポテチチョコ欲求は父の英才教育の結果のようだ。事実を受け入れた上で、肘は明日からも退勤後ビール枝豆ry欲求と戦います。毎日じゃ肥えるからな。