1500円のチェキは買えてもハンドクリームは買えない問題
コミュ障ゆとり新入社員(留年)の肘です。
先日、職場の綺麗なお姉さんが、小洒落た良い香りのするハンドクリームを使っているのを見ました。
「素敵な方は使う物も素敵ね」と思い、肘も倣おうと雑貨屋さんへ赴きました。
ロクシタンやら、ジルスチュアートやら、パッケージがかわいく良い香りのハンドクリームが並んでいます。
(スチュアート?ステュアート?それすらわからない)
手に取りました。
すぐに戻しました。
1500〜2000円ほどのお値段に驚いたからです。
これまで買ってきたハンドクリームは確か、200円程度。ドラッグストアで200円程度。
えっ???
ハンドクリームが???
これまでの10倍くらいのお値段???
アイドルさんとチェキ1枚撮れるよな???
そう。
アイドルさんとのチェキは大体1500円。
チェキについて冷静に考える。
1回のライブで1枚のみということはなかなかない。大体2〜3枚撮るし、多いときは5枚くらい撮る。
(それでももしかしたら、他の人からしたら少ないかもしれないくらいだ)
チェキに1500円を払うのはとても気持ち良く、清々しい気持ちで払っている。
ハンドクリームに1500円を払えないのは何故だろう。
そもそも1500円のハンドクリームを使ったことがない。
使わなければ価値だってわからない。
一度勇気を出して使ってみれば、今後の肘の中のハンドクリーム価格基準が1500円程度に上がるのかもしれない。
チェキだって、確かアイドル現場に通い始めた頃は高いと思ったはずだ。そういうことだ。
一念発起して、ジルスチュアートのハンドクリームを手に取った。
レジに持っていく勇気が出なかった。
今度は価格の問題ではない。自意識の問題である。
店員さんはあくまでお仕事をしているに過ぎない。一顧客に対し何も考えない。わかってる。
でも、「ジルスチュアートのハンドクリームを購入する肘」が想像できないし、似付かわしくないし、世間に受け入れられないのでは?と考え始めてしまった。
過剰である、自意識が。
肘の脳内を「猫に小判」「馬の耳に念仏」といった言葉が踊る。弾幕のように飛び交う。
折衷案として500円のハンドクリームを買いました。
何事も段階を踏むのが大事だと思います。
現場からは以上です。